MAS監査(マス監査)とは、Management Advisory Services(マネジメント・アドバイザリー・サービス)の略で、財務の視点から経営者の皆様に企業経営の支援をすることです。
MAS監査は、近年企業の経営方針・銀行の融資においても必要不可欠な存在へとなりつつあります。なぜなら、法人設立してから10年以上存続出来る企業は6.3%と企業を取り巻く環境は以前にもまして厳しくなっています。
通常の会計事務所の業務は、すでに完了した取引を試算表という形で経営者に報告を行いますが、それでは、過去の成果・実績しか経営者は把握できず、これから先の成長戦略、資金繰り、利益の見通し、税金対策といった将来に関する経営方針の決定が何もできない状況にあります。そこで、当事務所が行うMAS監査サービスを使い、経営者が想像する未来像を共に行ってみてはいかがでしょうか。私たちが行うMAS監査サービスは、下記の項目に沿った形で経営者の皆様のご希望に応じた情報をご提供し、経営者の将来のビジョンを明確化させ、皆様の経営を支援いたします。
経営者自身が将来の明確なビジョンを示します。
経営者のもっとも重要な仕事、それは自社のビジョンを明確に描くことにあります。
その為に、経営者自らが自社の強みと課題を整理した上で、経営理念・経営目標を踏まえ、今後どの分野で勝負するか(事業ドメイン)を定め、3~5年後の行動計画(戦略)と数値計画を決定します。
経営者主体の「トップダウン方式」又は現場参加型の「ボトムアップ方式」により、数値目標とその達成方法を具体化します。
シミュレーションをおこない、行動計画(戦術)と損益・資金繰りの1年後の見通しを立てます。
企業にとって最適な意思決定が可能となり、「どんぶり勘定」から「先見経営」による創造型企業に生まれ変わります。
全社員参加のもと、経営者のビジョン及び今期の経営目標等を明確にし、会社と社員のベクトルをあわせ一丸となって、1年をスタートします。
更に部署目標や個人目標まで落とし込みをすることにより一人一人が活性化され目標の実現性が高まります。
計画立案と実績のズレをタイムリーに把握し、原因を追究します。また資金手当て等が必要な場合は、売上見通しを変更しながら資金繰りの検討を行い、先手を打ちます。
過去3年間の分析(過去分析)と今後5年間の分析(未来分析)で、会社が抱える財務上の課題を抽出します。
課題を把握せずしてビジョンを明確化しても、経営体質の強化には繋がりません。打つ手を考えるために、財務上の課題がどこにあるかを検証します。